農福連携

農福連携という言葉をよく聞くが、農福の「福」はたいてい障害者や引きこもりである。

保育園の子どもは、年に1回程度近くの畑で収穫体験したり、園内のプランターで育てる程度である。年間を通して農業、特に自然農に携わっていると、蟻や蜘蛛、バッタ、蝶、カマキリ、蜂等、様々な生き物に触れる機会がある。様々な生き物たちがいて、初めて一つの野菜ができるのだということが分かる。役に立っていないものなど何もないことが分かる。また、たいていの保育園は収穫して食べて終わりになってしまうが、採種してそれを翌年蒔けば、生命の循環を教えることもできる。

都会の高齢者施設でも、土に触れる機会がほとんどない。機械を使ったリハビリも悪くはないが、田植えや種蒔き、雑草取り等もよい運動になる。

都会も土地が全くないわけではない。コロナ禍で閉店したり、郊外に引っ越ししたり、今後使える土地がもっと増えるかもしれない。

自然から得られるもの、自然から学べることは多い。教育や福祉の基盤には農業があるべきだと思う。

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