自然農に学ぶ福祉経営
自然農で大切なことは、観察すること。
思っていたこと、予想したことと違った事が発生しても、それを問題だとしてすぐにあれこれ対処せずに、まずは観察する。自然と対話するのだ。
福祉施設の経営にも当てはめることができる。
認知症の利用者に対しても、観察してみる。
新人職員の行動に対しても、観察してみる。
観察を続けていると、問題だと思っていたことが、実は問題ではなかったと思うこともある。
余計なことをしないというのも自然農。
できるだけ省くのだ。
福祉施設の経営でも同じことができる。
本当にその会議は必要なのか?
本部職員は必要なのか?
今まではうまく機能していて必要だったけど、もう必要ないのではないだろうかと思うようなことがたくさんあると思う。
重度化した利用者については、ケアプランも形骸化しており、その必要性を疑ってしまうこともある。
今や利用者のためではなく、ケアマネジャー自身のためのものになってしまっているような気もする。
コロナの影響で様々な活動が制限されるなか、本当に必要なものは何なのか考えてみる必要がある。