福祉業界のキャリアパス。上だけでなく、横にも広げる。
福祉業界にもキャリアパスというものがある。
どうしたら主任や園長、施設長になれるのか、その道筋を示したものだ。
ただ、当たり前のことだが、保育園や介護施設の数は限りがあるし、家族経営しているところもあり、実効性には疑問がある。
また、最近の若者は組織に対する帰属意識も低くなり、従来のようにピラミッド型の組織を上に向かって昇っていくことに価値を見出していない。
キャリアパスはいらないというつもりはないが、それだけではモチベーションアップにはつながらない。
上に昇っていくのも一つの選択肢ではあるが、それが全てではない。
また、仕事と遊びの境界線がなくなっている中で、福祉の仕事だけがキャリアになるわけではない。
もっと副業を勧め、福祉以外の様々なことにチャレンジし、人としての幅を広げていく必要がある。経営者や管理者は、それを認めるだけでなく、推奨し、応援しなければ職員に選ばれる施設にはならない。
上だけでなく、横に広げていくことも必要だと思う。