地域との関係性5段階判定
当たり前のことだが、福祉は地域でやるもの。地域の信用を失ったら何もできないし、逆に信用があれば職員も利用者もいくらでも集まる。医療機関なら看板を見れば、内科なのか歯科なのかわかるし、保育園も認可や認可外等いろいろあるけど、子どもを預けている所だということはわかる。
一番よく分からないのは高齢者分野だと思う。デイサービスのような在宅サービスもあれば、特養やグループホームの他、サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホームもある。年々複雑になっている。
地域住民に自分達がどんなサービスを提供しているのかよく知ってもらうためにも地域交流や地域への貢献は大切であり、各施設も様々な取り組みをしているが、そのレベルも様々である。
レベル1 地域の中で孤立している
このレベルの施設は、地域住民から見て、何をしている所なのかよく分からない。高齢者がいる施設であることはわかっているが、それ以上のことは分からない。何か大きな問題を起こすところは、大抵はこのレベル。
レベル2 時々交流している
地域住民や福祉関係の施設(保育園等)と交流がないわけではないが、積極的に交流しているわけではなく、また特別な行事やイベントの時だけの交流で、回数も少ない。
レベル3 かなり交流している
施設主催の行事やイベントに地域住民を招待したり、積極的にボランティアも受け入れている。年間を通して様々な人が施設に出入りしている。地域住民も施設がどんな所なのか、どんなサービスを提供しているのかよく理解している。
レベル4 地域住民が気軽に立ち寄れる
地域に完全に根付いており、大抵経営者や管理者が地元住民であるケースが多い。職員はわざわざ募集しなくても、経営者や管理者の知人友人を通して紹介で採用できる。避難訓練にも地域住民の協力がある。敷居が低く、ふらっと立ち寄って気軽に職員と話ができる。
レベル5 ファンになっている
地域住民がその施設のファンになっている。施設側から協力を依頼しなくても、職員や利用者を紹介してくれたり、ホームページやブログの作成等、介護のプロじゃなくてもできることを手伝ってくれたり、戦力になってくれる。クラウドファンディングをやれば、確実に資金調達できる。